ワイナリー訪問記
山梨県内のワイナリー訪問記
まるき葡萄酒
明治時代に勝沼町が、ワインの勉強のためフランスへ留学させた、二人の青年のうちの一人である土屋憲龍氏が、帰国後に設立に関わったまるき葡萄酒は、勝沼でも最も歴史のあるワイナリーの一つです。
今月行われた「ジャパンワインチャレンジコンテスト」でも、同社の「甲州 古曲」は、銅賞を受賞しており(日本のメーカーで入賞したのは数社のみ)、歴史の長さがしっかり生きているメーカーといえます。

我々の突然の訪問(^^;)も、こころよく受け入れてくださり、まずは一階の工場へ。いきなり目の前に出現したのはワイン貯蔵タンク。
貯蔵タンク
ステンレス全盛のなか、昔ながらのホーロー製が使われていました。写真に写っている方は同社の案内人、望月さん。(愛称「もっち」さん。もっちさんのブログはこちらから)

地下一階の貯蔵庫では、甲州種ワインを一升瓶に詰め、さらにそれを10本入りの木箱にしまって、貯蔵してあります。10本入りの木箱は、酒屋を営む私でも、最近ではあまり見かけなくなりました。
一升瓶貯蔵庫
一升瓶のほとんどは透明瓶。透明瓶を使っているのは、茶瓶や緑瓶がなかった昔からの伝統だそうです。地上より5℃ぐらい、温度が低く保たれているそうで、やや肌寒く感じました。

一升瓶ワイン
これは、地下2階のワイン貯蔵庫。写真のように、一升瓶が延々と重なっています。最も古いものが1974年の作品で、それ以降、在庫の数は違いますが、すべての年のワインが貯蔵されているそうです。この中のワインが、今年のジャパンワインチャレンジコンテスト、で入賞しました。

ところで、ここに貯蔵されていたワインは、ほとんどが甲州種の白ワインでした。赤ワインは、いったいどこに貯蔵されているのだろう…?

いまでこそ赤ワインもよく飲まれるようになり、同社でも日本固有のマスカットベリーA種や、欧州系のカベルネソーヴィニヨン種を、たくさん自家栽培し、醸造しています。
しかし20年ほど前までは、山梨でワインといえば、甲州種の白ワインのことだったそうです。それも甘口がほとんどで、山梨のワイン造りと日本人の味の好みは、この20年で大きく変わったということでした。

最後に売店で、いよいよ「甲州 古曲」を試飲♪1本2万円のワインですよ。このような機会でもなければ、なかなか試飲できません。

その味は…(;*ρ*)タマラン
コクのあるさわやかな甘口。とてもオールドヴィンテージとは思えないみずみずしさ。うーん、今日はとてもよい日でした。\(^o^)/

親切な対応、素晴らしい品質のワインの数々…。
また来てみたい、そんな「まるき葡萄酒」でした。
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